まだつぼみ状態のアジサイみたいのがありました。
その向こう側で、あたしの住処の大家さんが、たぶん、バングラディシュ産の「麻」製のアミを張っていました。
大家さんがこの前、植えていたゴーヤが成長してきて、これからからみついてゆく予定のアミの目の大きいやつです。
そして、また、(きのうみたいに)、おおまつがえする、といけないので、
「大家さーん、これ、アジサイですよねー?」
と、きいてみました。
「えー? あー、、それーそー、アジサイだけど、ガクがつくアジサイねー」
「学??・・」
「がくぶちの額ねー、もうすぐ、四角っぽい可愛いのがさくよー」
「あーー!」
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「テントームシ!」
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「どれ、どこどこ」
大家さん、アミ張り作業ちゅうだんして、見にきました。
「おおお、テントームシがいるってことはね、よーしよし、」
「・・」
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「ぎょぇ~~! やだー、ほらーっ、・・」
大家さん、テントームシの発見現場から少し奥に入ったところに生えている木の上のほうを見上げてます。
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「葉っぱが白く透けてますねー」
「やーだよー、その透けてる真ん中に黒いのが、ほらーかたまってるでしょー、、」
「あー、、あの黒いのと、テントームシと、関係あるんですかー?」
「うーん、あのタマゴだか、幼虫だかわからないけど、テントームシはさ、アブラムシ好きだからねー」
「アブラムシが、テントウームシの食料なんですか?」
「あっちの梅の木にもね、アブラムシ毎年ビシーッとくっつくからさー、テントームシいると助かるんだけど・・、今年は、あんまり、いないねー」
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ということで、あたしが、テントームシになって、ムシ駆除作業をやることになりました。
ついでに、昔、栗の林だった(と、きのう大家さんが言っていた)お隣さんのアパートのひろ~い駐車場に面した、ウメの木、カリンの木、カキの木などの、若いゲンキな枝がすくすくのびすぎて、境界フェンス上空をかーるくオーバーしてるのも、チョキチョキカットしてきました。
たしかに、ウメの木の新しい若い枝に、ちっこい虫(たぶんアブラムシ)が、びーっしりと、くっついてました(写真は撮りませんでした)。
駆除したムシ付き枝は、ビニール袋に細かく切ってぽいぽい入れて、ぎゅっと口をしばりました。
カット枝は、適当な長さにそろえて、ヒモで結わえて束にしました。
サ行変格作業しゅうりょう。
作業着にちっこい虫がついていると、や、なので、帽子をぬいで、上から下までぱたぱたやりながら、着替えに階段を降りていくと、こんどは、
この、ムシがいました。
ダンゴムシでした。
【つづきます】