地下冷蔵庫の上にのっかってる無線チャイムのピンポーンが鳴ってます
牧志からマンゴーが届いたよ~、食べにきなさ~い
いきます、すぐいきます、マンゴーマンゴーこのまえ食べたのは、いつだっけ?
地下階段そっこうーでのぼって玄関開けると、
とどきましたーありがとー、おげんきですかー、こちらはいま36度、牧志は何度?、え~~っ!! 30度? 牧志で避暑できますねー、観光客ふえますねー、って電話してたとこ
電話のお相手は、あたしの、おばあちゃん、らしいです。
小6の冬、牧志のじいちゃんのお葬式のときに、家族5人で10年ぶりに牧志にいって、それから、次の年、中1のときに、こっちの大震災で原発があぶなくなって・・・(母が牧志にかえろうか? って小さい声で父と相談してた、けど、それからずーっと沖縄にはいってませんでした)
箱に「冷蔵」と「航空搭載安全確認済」と「小禄青果牧志第1公設市場内」のシールが貼ってありました。
大家さんと、ふたりで、つめたいあまい、ひゃーんんまいんまい、と食べきったあとに、
あのね、きのうの小島さんね、こんどの日曜に引っ越しなんだって・・・
えーー、引っ越しちゃうんですか~、どこにですか~?
I川とA川渡った向こう側に、A市があって、娘さんが住んでるんだって、そのそばの中古マンションだって
あのー、十八年さん=小島さん、病院はこっちのに通院するんですか、ね?
病院はね、ここの病院よりもっとしっかりした病院があって、紹介状ももう書いてもらった、って言ってたよ?
来週の金曜日に、
あたしは「こっちの(あんましっかりしていない)病院」に、来週の金曜日、いく予定になってます。
診察うけて、それから、いつも診察時間帯が同じの十八年さんに、図書館の本検索の結果について、ほうこくする予定でした。
十八年さんが「いくら探してもみつからない」といってた、古い本が、図書館のネット検索で調べた結果、
ありました!
「『赤■川物語』」ありました!」という話をするつもりだった、のでしたが、
十八年さん関連のお話は、今回を含め7本となりました。再編集して→連続中篇いっぽんにまとめる予定です。
【つづきます】