むやミ日記

Muyami Net Watching Diary

夏休み宿題シリーズ「読書感想文」・「気にするな✕気にするな~」などのこと

 

f:id:muyamisaki:20180817200753j:plain

今朝、山の上の空気みたいな涼しい風が吹いて、もう秋?

はじめに

これをかき始める時間はだいたいいつも、午後7時をすぎてからです。

いま、開けっ放しの空気取り入れ窓のむこうから、たぶんコオロギ? の合唱がはじまっています。

 

その合唱がはじまる少し前、湿度が35~6%と下がっていて空気がだいぶ乾いているようでした。

地下階段上のトロ箱植木や、大家さんの鉢植え野菜が水分不足でシオーっとなっていたので、水撒きをやってきました。

 

北からの風はまだ吹いてます

 気温もいつもより下がっています。「蚊」の対策はしないで大丈夫だろ? とホースでシャワーっと盛大にやっていたのでしたが、アマかったでした。

もー、ブーッスブスでした。

きっと蚊も、はやめの秋を敏感に察知して、蚊生命の伝達行動を活発化させたもようなのでした。


四方田犬彦「鳥を放つ」『新潮 2018・8』より

 教師は学生たちを指名しない。ゆっくりと、ただゆっくりと、フィッツジェラルドが12歳で初めてキャンプに出かける娘に宛てた手紙を原書で読み上げ、一行一行を日本語に直しながら説明してゆく。人生で大切なのは勇気と清潔さと効率であるとか、人に追い抜かれることなど、キャンプ場で蚊や蝿に集(たか)られることと同じで、気にすることはないとか。中学生の子供に宛てた手紙だから、そう難しいことが書かれているわけではない。学生たちは理解しているのだろうか。自分のノートに準備しておいた訳文と比べて、細かくメモをとっている者がいる。何もせず、ただじっと話を聞いているだけの者もいる。教科書も拡げることもなく、何もない長机のうえに突っ伏したまま眠っている者までいる。それも最初から……私語もないが、質問もない。ただ巨大な教室に、黒々としたアタマだけが隙間なく押し込まれている。(中略)
「驚いただろう、これが俺の職場なんだよ」暗い廊下を歩きながら、四方田がぼくに説明する。 (p85)

 

 

 夜間大学の四方田先生に、雑誌編集者になっている「ぼく」が、フーコーの翻訳を依頼しに学校を訪れた場面です。


 お話のスジはヨコにおいといて

「フィッツジェラルドが12歳で初めてキャンプに出かける娘に宛てた手紙」のところを、

蚊にブスブスやられて、もうすっかり暗くなってる地下階段を降りながら、そふいえば~、あ・ら・ら・ら~と、思い出したのでした。

 

「人生で大切なのは・・・」「人に追い抜かれること・・・」と、

「蚊や蝿にたかられること・・」のところを、寝っ転がりながらよんでるときは、

 

(むふふなんかここいいな~)だったのでしたが、

 

カイカイカカカの刺されたところカキカキしながら、階段おりてきて(あ・ら・ら・ら・と、)思い出したときは、

 

 ジッサイはやっぱ、とまとめてみる

ブスブスやられてすぐのときだったので、「気にすることはない」とか、のところ、は、

 

やっぱ、「気にするな」だな。

 

「人生で」とか「追い抜かれ」とかは、ほんとどーでもよいけれど、

 

ブスブスやられてすんごくカイいいまっさいちゅのいまは・・・

 

「気にするな」は、まんま「気にするなぁ~」、

 

と、よむことに、したのでありました。

 


【つづきます】