アヤメ?ショウブ?カキツバタ?ハナショウブ?「花であること」?

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 グーグル先生にききにいっても、この花、なんの花かわからないので、きょうも、持ち主の大家さんに花の名前を教えてもらいにいってきます。

 

(大)「えー、そんなに、種類いっぱいあるのー?」

(む)「5月でおわらない、6月までもちこたえる、ていうのがイッコあって、ハナショウブって、書いてるサイトがありましたけど、」

 

(大)「ショウブって菖蒲だよね、五月のお節句にお風呂にいれる葉っぱ、いいにおいのする・・」

(む)「そのー、ネットによると、ショウブだけは里芋のなかまらしいです・・」

 

(大)「へー、あー、おもいだした、菖蒲っていえばさー、東北道の久喜インターに入る手前に菖蒲ってとこがあって、そこに、深沢七郎さんのラブミー牧場があって・・お手製アンコ入の今川焼き?タイコ焼き?つくって売りにいってたらしいよねー」

(む)「あのー、菖蒲園とかの、お花をたくさん育ててお客さんに見せる所のやつは、花菖蒲だって書いてありましたけど・・」

 

(大)「あ、そなの? それだと花菖蒲は里芋のなかまじゃないわけ?」

(む)「えーっと、アヤメ科アヤメ属って書いてありましたー」

 

(大)「へー、ややっこしいのねー?」

(む)「品種改良して、アヤメ科アヤメ属になった花菖蒲は、花の色が白、黄色、青などがあって、、」

(大)「・・・」

 

(む)「あとー、かんたんにハナショウブ見分ける方法があって、、」

(大)「それ、はやく、いいなさい、な」

 

(む)「花の根元のところが黄色いのは、ハナショウブ」

(大)「あー、んじゃ、ハナショウブできまりだね?」

 

(む)「はーい!」

 

(大)「ところで、あんた、『花であること』って詩、しってる?」

(む)「・・詩、し、しりません・・」

 

(大)「こういうの・・」

 

花であることでしか
拮抗できない外部というものが
なければならぬ
花へおしかぶさる重みを
花のかたちのまま
おしかえす
そのとき花であることは
もはや ひとつの宣言である
ひとつの花でしか
ありえぬ日々をこえて
花でしかついにありえぬために
花の周辺は適確にめざめ
花の輪郭は
鋼鉄のようでなければならぬ


「花であること」石原吉郎

 

【つづきます】