むやミ日記

どごさぁべ? 夢野岬ノ果テなさぁべ。

2次元サ行変格《変態》作業の開始=栗の木ばやしでつかまって=(連載中篇その2)

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前回までのあらすじ

お針子のサ行変格作業で、外皮が、コゲ茶色の古ベッドカバーの切れ端でチクチク縫い合わされた。その内部には引っ越し用プチプチ緩衝材が詰め込まれる。黄色のフェルトで簡単仕上げの底フタがつき「3次元アイキャッチャー【むやミ.ver.01】はできた。それが、とある猛暑日、原因不明の身体的変調をきたす。ふらふらと歯科医院に向かった。

医院待合室には、3、4歳の幼女ひとり。

なぜか【むやミ.ver.01】を「ぢ~~」っとみつめている。

は? 見つめられていたのは、じぶんではなく、左ほほからアゴ骨下まで貼り付けてあった「ペッタン湿布」? と、ようやく朦朧意識がもどりぺりぺりぺりーペロンとはがす。

すると、幼女は、ふしん目線を外し、向きなおり、

「ママー。まだー?」

と診療室の方に声をかける。

それと同時に、「2次元サ行変格《変態》作業」=栗の木ばやしでつかまって=(連載中篇その1)は、はじまった。

 

【つづきます】