病院のそばの元釣り堀の底から発見されたらしい古墳時代の遺跡と栗林の木陰の昼寝のこと

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病院です。

 正面のガラスのところの白い文字は「生化学検査受付」となっています。
 左の入り口の奥のほうに、採血をしている看護師さんと、その順番待ちのひとが3人います。
 あたしは、その4人目で、これから採血してもらいます。
 どうして採血なのかは、また1週間後に、こことは別の診察室にきて採血検査の結果がわかってから、またこのつづきを書きます。
 

 採血の順番がきました。
 きょうは蒸しむし熱つあつだったので半袖の右手を出します。


「本人確認です。生年月日をおねがいします」
「はい、○○年○○月○○日です」
「右腕採血でよろしいですか?」
「あ、はい、おっけーです。でも、血管が細いですね、って前回いつだったか、言われましたけど・・」
「ぜんぜんだいじょぶそうですよ」
 ゴム管巻きおわって血管ぷくぷくさわりながら看護師さん、わらいながら、
「ちょっとチクっとしますねー」

 もうひとりの看護師さんがサポートにきて、採血ずみのカプセルを受けとって、新しいカプセルを準備してます。


ここのところサ行変格作業がんがんやってるから血管太ったのか?

 などと反省しているうちに、カプセル3本ぶん採血終了して、絆創膏ペタンでおしまい。

 

ついでに、こういうのがあったので、計ってみた。

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「上128、下76」
 なんだ、普通の血圧のよーなので、反省のしようがないのでした。

 

 会計すませて、玄関ホールの出口のほうに歩いていると、

「よう、どした?」

 と、いつかきいたおぼえのある声がして、、


 そっちのほう見ると、あの、ぶっとい杖をついてる、十八年さん、でした。

「あ、こんちわー」
「どっかわるいのか?」
「えー、1週間後にもいっかい来て、検査結果みないと、わかんないです」
「おー、そうかい、けっこゲンキそうじゃねーか?」
「いま、血圧はかってきたら正常みたいです」
「ふーん。おれそこのリハビリ室、週いち通いでさー、運動させられてきたとこでな、そと暑いだろ?」
「あちいです」
「おー、いきなり外出たらクラクラするかもしれねーから、少しやすんでからな。水、買ってくるわ」
・・
「ほい」
 って、ミネラルウォータもらった。

「すぐそこんとこに、釣り堀があってな、ヘラブナ。おれあれが好きで、よく釣りにきてさー」
「・・」
「もう、そこも埋め立てられて、建売りになっちゃってな、」
「・・」
「その釣り堀のオヤジがね、ここは古墳時代の遺跡だったんだ、なんていってたんだけど、、」
「・・」
「死んじまってさ、それで、建売りな・・」
「・・」
「あんたんとこの、南側も栗林でなー、夏の暑い盛りのときなんか、よくホームレスのひとが木陰で、昼寝したりなんかしてたなー」
「・・あー・・」
「あー、どした?」

 

 


 「ちょちょっと、おもいだしてしまいましたー」



 

 

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【つづきます】