むやミ日記

Muyami Net Watching Diary

郊外枯野ビニール温室、冷たみの雨ふってあした立冬

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 地下室南側斜面に生えているハゼの発生について大家さんの話きく

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・いつごろ、あそこに植えたんですか?

f:id:muyamisaki:20180704133012j:plain・いつごろ? あー、植えたんじゃないの、気がついたら生えてたの。ほら、柿の木のすぐそばでしょ? 野鳥がどっかから飛んできて、柿の実たべて、フンして、どこかで食べてきたハゼノキの種を撒いていったんじゃないの?

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・へー、じゃちょっと探してきますね。

www.youtube.com

 

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・はい、野鳥がハゼの実を食べるのは、わかりました。このへんでも、シジュウカラやヒヨドリが飛んできて「スキスキ」とか「ひーよひーよ」とかよく鳴いてます。ではつぎ、ハゼノキを調べます。


ハゼノキ(櫨の木、黄櫨の木、学名:Toxicodendron succedaneum)はウルシ科ウルシ属の落葉小高木。単にハゼとも言う。別名にリュウキュウハゼ、ロウノキ、トウハゼなど。果実は薩摩の実とも呼ばれる。 東南アジアから東アジアの温暖な地域に自生する。

ハゼノキ - Wikipedia

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・こっちはハゼの木で作った「はじゆみ」のことが書いてあります。


古事記には、天之麻迦古弓、天之波士弓
日本書紀には、天鹿児弓、天梔弓(あまのはじゆみ)

天之麻迦古弓 - Wikipedia

 

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・「はじゆみ」の古事記のほうの「波士弓」は「はじゆみ」って読めますけど、日本書紀のほうの「梔弓」は、辞書で調べても、 [音] シ [訓] くちなし、で「ハジ」とは出てこないんです(いまのところ)ね。

・なーんとなくですが、「はじゆみ」の「ハジ」のほうが「ハゼノキ」の「ハゼ」の古いもとのやつの呼び方なのかなってかんじ?

・「ハジける」と「ハゼる」って動詞にしてみると、なんか「ける」がくっついてるほうが古っぽいかんじするし・・

・あと、ハゼの実を火に投入すると、ろうそくの原料なんだから燃えるんだろうけど、ハジけたり、ハゼたりするのかは、まだ実験してないからわかりません、、しかし、、

・「言語学」なんてぜんぜんもっと分からないけれど、この2コの呼び方の違うとこは、とりあえずは、「はぜ=haze」と「はじ=hazi」の「e」と「i」だけなんですけど?

 

f:id:muyamisaki:20180704133012j:plain・ま、だいたいおんなじですよねー、あたしの兄のお嫁さんは「静江」さんという名前なんでが、父(大正生まれ)なんかは「しず」さーん、って呼んでましたよ?

 

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・へー

f:id:muyamisaki:20180704133012j:plain・あー、もういっこ思い出しました、あたしのお姑さんですけど、新潟生まれの方で、♪ハァア佐渡へぇえ~~って歌、あるでしょ? その佐渡への«Ee~~»のところを«Ie~~»って歌ってたって、あたしのツレだった人がいってましたよ」

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・へー、じゃ、また、ちょっと探してきますね。

・ありました。佐渡おけさ。

・国会図書館のレコード音源コーナーにまずいって、「佐渡ぇえ~~」があったので聴いてきましたけど、コロンビアレコードSP盤とかの録音って、なんかまるっきしNHK的に聞こえちゃって、みんな「佐渡ぇえ~~」で「eeee」になってます、ふつうの標準語みたい。でも、こっちのは、本場の佐渡の赤泊港のお祭りのビデオで、しっかり「Iiiee~~」ってきこえますよ。

www.uta-net.com

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・30秒経過後「ハァ~~」の次「佐渡へぇえ~~」のところが「佐渡いぇえ~~」です。

f:id:muyamisaki:20180704133012j:plain・おーそーねー、あとねー、これ「嘉手苅林昌」のなまえ、よめる?

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f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・えっ、えーっと「かてかり・りんしょう?」

f:id:muyamisaki:20180704133012j:plain・もっとぜーんぜん、かっちょいいなまえなんだよ、カディカル・リンショウ!

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・えー、大家さん、安室奈美恵さんだけじゃなくって、沖縄の人のおとうの歌手さんにもくわしいんですね?

f:id:muyamisaki:20180704133012j:plain・琉歌の名手ですよ、1920年旧越来村生まれ、79歳(1999.10.9)でなくなりました。


「情け(なさき)あてぃ~」
「情け(なさき)かけてぃ~

って、うたってます。

後半のお二人の掛け合い(即興)は必聴ですよ。

 

嘉手苅林昌&登川誠仁(競演):琉球フェスティバル'97

www.youtube.com

 

 

f:id:muyamisaki:20180704133012j:plain・それからあとね、ここ、ちょっとのぞいてくださいね

 

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・??

 

「沖縄方言辞典」↓↓↓

hougen.ajima.jp

 

f:id:muyamisaki:20180704133012j:plain・上の検索窓=「調べたい語句」のところに「ハゼ」or「ハゼノキ」を入れると、木の写真も出てきて答えをちゃんと教えてくれますよ。

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・ひぇー、ここいちばん最初に調べに来てれば、、、

 

f:id:muyamisaki:20180704133012j:plain・まだまだ、下の古い文庫本も、ちゃーんと目をとおしてください。よろしくね。

 

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・うわー、ちょ~~長そー・・・



 パリ・ソルボンヌ大学教授アクノエル博士の大著《日本文化の起源、日本の先史時代研究への導論》の第一冊(中略)214頁に次のような記述が見える。


《一方、日本語のiとeの調音点が互いに近いことは、「共通日本語」において見掛けられるところのiからeへのあるいはeからiへの変化(passages)の頻繁さをよく説明してくれる。たとえば、日本語yoーi~i-i(良い)→東北のe-e/日本語hai(蝿)~日本語hae/日本語iwa(岩)~静岡のewa/(中略)日本語kaze(風)→薩摩のkazi(以下略)》


 しかしながら、こういう風に考察を進めると、たとえ「共通日本語」の範囲のみから例を集めるとしても、そこから引き出されるものは、「音韻変化の一般的傾向」に一歩近づいたものとなるであろう。現に、i→e;e→iという変化は、世界の諸言語に豊富に見出される。我々が知りたいのは、そういう一般的傾向ではなくて、日本語においては現にどのような音変化が起こったのか、現代諸方言あるいは過去の個々の時代の記録などにみられるある音素は何から(変化して)来たのか、ということである


『日本語の系統』服部四郎
1999年(岩波文庫)pp263-266(下線引用者)

 

 

f:id:muyamisaki:20180907210958j:plain・あー、長すぎて、なかなか、読み終わりませぬぬぬ。。。

 

【つづきます】