郊外枯野の時ネジを逆にまくの巻❷
前回までのあらすじ
「ふれん鳥」は、とある郊外枯野の水たまり田んぼで発生した。そこは明治の前中期頃、それまであった遊水池が田んぼに埋め立てられたところだった。それが昭和の中頃になるとこんどは、その遊水池を埋め立ててできた田んぼが、埋め立てられた。小さい平屋の一戸建て住宅がぽつぽつできてきた。あとはじゅんじゅんに、市街化調整区域の緩和や、法改正のたびごとに、またまた田んぼは埋め立てられた。新築建売・一戸建住宅街、大型スーパーなどがどんどんできた。この猫のオデコのようにちっこく残った田んぼらが、かつて遊水池だった遠い昔からずっと、ふれん鳥の、何代もなんだいも前の鳥一族の、おなじみの飛来場所だったのか? そんなこと、ふれん鳥はぜんぜんしらない。ある日ただなんとなく、ためしに、とんでみるか、とおもった。したら飛べた。どうってことなかった。で、じぶんは、とべる鳥のようなものらしいととんでいって、はじめに着地した場所に、困っ犬(以下「こまっ犬」とする)が地べたに、あった。というか、いた。そのそばに、派手派手衣装の金髪の「ボク」とかいう犬ミミつきのヘンなのがいた。そのボクという、困ったよーな顔をした、犬ミミつきのヘンなのは、どういうわけか「消しゴム」付エンピツを振り回して暴走した。やがてメモリが不足したとみえ、消えた。ふれん鳥の見ている眼の前で、こまっ犬、消えた。
そして、台風24号が明日~明後日に襲来することが確実になったいま、
だれもいなくなった。
こまっ犬は、どこにいったのか? は、きのうのココを見たひとはしっている。
ここにいった。↓↓↓
では、ふれん鳥はどこに、いったのか?
ふれん鳥の、おもいえがいていたGIFアニメーションのラストの図柄はこのようなものだった、らしい。
ふれん鳥の見ている眼の前で、こまっ犬、消えては、い な い。
ほんとうに、「こまっ犬」のメモリ不足による暴走は、あ っ た。原因は、Illustrator8.0 に設定していたレイヤー数=GIFアニメのコマ数が多すぎて、Win7(32bit)のメモリが大幅に枯渇。機械停止。再起動。したら、大量のデータかかえた最新の「名前を変えて保存」したはずの「Illustrator8.0J」ファイルは、消えていた。
そそししてて、もんだいは、
大型で非常に強い台風24号は29日、沖縄近海で徐々に進路を変え、北東に進んだ。
であった。
ふれん鳥はどこに、いったのか?
消えてないことを、い の る しかない。
【つづきます】